今日の迷言・余言・禁言

44億円の「損失」と、40億ドルの「含み益」

珍しく弱気に「悔やんでも悔やみきれません」とのコメントを公表したのは「ZOZO」の創業者で実業家の前澤友作氏である。株式投資の失敗で44億円もの損失を出したというのだ。彼にとっての“44億円”が、どのくらいの価値なのかはわからないが、謂わずと知れた“大金持ち”であっても、さすがに何十億もの損失はこたえたようだ。同じ日、もう一人の“大金持ち”である孫正義氏が率いるソフトバンクグループが株式投資で“40億ドルの含み益”を出したという報道が出た。こちらの方は、個人ではないので、単純に比較はできないが、それでも“40億ドル=日本円で4250億円”の含み益というのは大きい。ソフトバンクグループと言えば、昨年は何千億円もの投資事業に失敗し、巨額赤字を計上したことは記憶に新しい。ところが、元々たたき上げの投資家ともいうべき孫正義氏はまったく気にしていなかった。投資事業がダメなら株式投資で行こう、とばかりに手法を変え、今度はあっという間に何十億ドルもの“含み益”だ。それぞれの“生き方”なので、それに対して口出ししようとは思わないが、人間というのは“自分に不向きなこと”に手を出すと失敗しやすい。前澤氏の場合、最近行っている「お金配りオジサン」という、よく解からないキャラクターは必要なのだろうか。正直言って、私は止めた方が良いと思うのだ。それは、彼の“慈善事業的な行為”そのものが悪いというのではない。それはそれで立派な行為ではあると思う。但し、彼には似合わない。そういう行為は、多数の事業・商売を手掛けて、もう新たな事業からは手を引く…という完全隠居状態になってから、行った方が良い。まだ、現役でこれから次々新たな事業・商売を手掛けていこうとする人物が行うことではない。仮に、本人にはその気がなくても、それは“誤解”を受けやすいし、本業の足を引っ張るようなことにもなりやすい。それに、ほんとうの慈善家というのは、慈善行為を行う一方で、一発勝負に出て大金を増やそうとはしないものなのだ。せっかく“優れた事業家的な素質”を持っていて、まだ44歳の“働き盛り”の人物が、隠居老人と同じような役割を担ってはならない。


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