3月, 2018年

大谷・清宮…天才にも「運命」は平等

2018-03-18

私が「占い」を好きなのは、“神のごとき平等さ”を持っているからだ。世の中には“好き嫌い”や“倫理観”から、不平等な扱いを行う輩がごまんといる。けれども、こと「運命の神」に関しては、どのような人物に対しても平等に“光の運気”と“闇の運気”を体験させる。決して“幸運だけの人生”はないし、“不運だけの人生”もない。ただ、それらが“どの部分”で発揮されるか、また“いつ訪れるか”の違いだけなのだ。それを見事に証明しているのが、現在の大谷翔平選手と清宮幸太郎選手の“現状”である。二人とも「天才型の野球選手」だが、それでもやっぱり本来の力を発揮できない“闇の運気”は訪れて来る。そして、この“闇の運気”にどう対応するかによって、その後の人生が大きく変わっていく。焦り過ぎたり、自棄になったりすると、転落が始まることもある。焦らず、騒がず、問題点を整理し、本来の形を取り戻し、忍耐強く“時”を待ちながら、将来に備えることが出来れば、どんなに苦しい“闇の運気”も乗り切って、再び輝ける“光の運気”を迎えることが出来る。これは、どんな人にも言えることなのだ。はからずも、今年は見事にそれを証明している。二人が、今年活躍できるとすれば“夏場以降”だろう。二人とも「天才型」なので、場所や形式が変わろうと“驚異的活躍”を見せるのが本来の姿なのだ。ところが“方位作用”も加わって、凶意が表れている場合、それを脱出するのには時間を要する。方位の凶作用は9カ月くらい継続する。一般の方でも3月4月は、転任、異動、進学、就職の季節だが、大きく動いた場合、その後、間もなく病気・怪我・事故・トラブルに見舞われたなら、方位的な凶意や作用に巻き込まれている場合も多い。そういう時に無理に打開しようと動き過ぎると、ますます“闇の中”へと引き摺りこまれていく。とりあえず、嵐が過ぎ去るまで、じっとしていることも、時には必要なのだ。焦りさえしなければ、必ず“光の運気”はやって来て、その人に見合った活躍やステージが与えられるものだから…。

「ハルマゲドン」の“王墓”発見⁈

2018-03-17

イスラエル北部に『旧約聖書』に出て来る“カナンの地”が存在する。その地域で都市国家として栄えていた「メギド王朝」(3600年前)の墓が発見された。手つかずのままになっていたもので親子とみられる三名の遺体や豪華な副葬品も併せて発見された。既に“世界遺産”に認定されている神殿や王宮跡など、この地の発掘・調査は前々から行われていたもので、今回の発見はその王宮隣に亀裂が出来たことで偶然発見されたものだ。何より、この地が有名なのは「ハルマゲドン」という言葉が独り歩きしているからで、元々「ハルマゲドン」とは“メギドの丘”を意味する。決して“最終戦争”とか、“悪魔の降臨”とか、そういうおどろおどろしい意味合いではない。『旧約聖書』に“カナンの地”がしばしば登場するのは、ここが古代から現代まで“東西交通の要所”だったからだ。都市国家として繁栄を極めた「ハルマゲドン」だったが、新王国時代の古代エジプト・トトメス3世によって征服され、エジプトに併合される。その直前頃の“王家の墓”らしい。公開された副葬品などを見ると確かに豪華だが、エジプトの新王国時代に比べて洗練されてはいない。改めて、われわれは古代エジプトという文明がいかに“洗練されていたか”を思い知らされる。先に「ハルマゲドン」を“メギドの丘”と言ったが、より正確には「邪悪な宗教や思想を持つ人たちが集められる断罪の丘」的な意味合いをこめた“メギドの丘”なのだ。つまり、聖書世界においては古代エジプト王朝のような“多神教”や“獣神教”の世界は、そのまま“邪悪な宗教思想”に当てはまるので、トトメス3世の征服・併合を比ゆ的に表していた可能性もある。とにかく3600年の眠りから覚めて「ハルマゲドン」の王家たちは何を語ろうとするのだろう。

今年は「中傷&暴露合戦」の年?

2018-03-16

どうも最近、“戦いの場”を間違えている戦士たちが多いようで、相撲にしろ、レスリングにしろ、本来の“戦いの場”ではないところでガチンコを演じている方達が多い。近年、週刊誌などが片側だけの取材を基に報道するケースが多くなってきたことで、後からもう片方の“反論”を掲載するなどして“泥沼化”する主張が多くなった。ネットなどの書き込みにしても、どちらの側に属するかによって、観方・捉え方が180度異なり、いったいどっちの言い分が正しいのかだんだん分からなくなってくる事象も多い。国家間の“争い事”でも同様の傾向がみられ、どの国の主張が正しいのか、判然としなくなりつつある。今年は特に、年初からそういう感じの“ぶつかり合い”が多い。おそらく、この後も一年間、そういうような出来事が続いていくに違いない。実際、物事には、明らかに“正・邪”を定められるような問題と、なかなか判別がつきにくい問題とがある。例えば“パワハラ”とか“セクハラ”とかにしても、明確な証拠とか証明が出来るものは別として、微妙な場合が山ほどある。昔なら、何の問題もなかったことが現代だと“名誉”や“地位”や“職場”を失う事態に発展しかねない。果たして、それほどのことなのだろうかと首を傾げる場合もあれば、当然だなと思うケースもある。昔なら“闇に葬られた”ような問題も、現代なら徹底的に抉り出される。もちろん、正義は大切なのだが、どこか昔のような“清濁入り交じっている世の中”の方が、懐かしく感じられるのは私だけなのだろうか。

母親を「反面教師」として生きる

2018-03-15

人にはさまざまな“生き方”がある。自分の母親や父親を「反面教師」として捉え、自らの“生き方”を選択するのも、その一つと言えるかもしれない。女優・神田沙也加氏は、その典型と言えるかもしれない。彼女は2017年5月に俳優・村田充氏と“地味な結婚”をした。それは母親である松田聖子氏の何回かの結婚とは大きく違っていた。その証拠に、彼女は父親との“スリーショット”を掲げたが、母親の顔は最後まで出さなかった。神田沙也加氏にとって、母親の“結婚”や“生き方”は、自分とは“相容れない”ものであったようだ。夫である村田充氏は俳優であったが、どちらかと言えば“地味な存在”として名の通りは良くなかった。多くの人が「誰?」と、いうような存在であった。けれども、母親のように“結婚”を捉えていない彼女は、献身的で“家庭的な夫”を択んだ。結婚して半年もたたないうちに“耳の病”により「俳優業」を休止することになったが、夫婦間に亀裂は起こらなかった。元々が「格差婚」と言われ、俳優業の休止では「ヒモ夫」とさえ言われた。けれども、苦労して現在の地位を勝ち取った彼女は、夫が有能で地道に俳優業に打ち込んで来たことを知っていた。ネットの批判に反論しようとした妻をいさめたのは夫の方だった。そうして夫は“耳の病”に負担の掛からない仕事を模索していた。そして、以前から心得の在ったイラストデザインの仕事を行うように変わっていった。ひょっとすると、この分野の方が才能を発揮でき、性格的にも合っているかもしれない。妻は密かにそう思い始めていた。こうして、夫の病や休業は、夫婦の間に亀裂はもたらさなかった。母親を「反面教師」として“家庭らしい家庭”を持ちたいと願った少女は、その夢を果たして、充実した日々の中で仕事に精を出している。

「拉致問題」は「日朝会談」で解決⁈

2018-03-14

「米朝会談」や「南北会談」が実現しようとしているのに「日朝会談」は無理なのだろうかと思っていたところ、それを模索する動きが日本政府内に起こり始めたというニュースが伝わった。そうそう今一番必要なのは「直接対話」なのだ。日本の場合は「拉致問題」が“最優先課題”なのに、直接会わなきゃ何一つ始まらない。大体、日本人は“交渉事”での“駆け引き”というものが乏しすぎる。もちろん、正々堂々と真正面から交渉できればそれに越したことはない。けれども国際間では、そういう“きれいごと”だけでは話が進まないことだってある。よく日本人は“拉致された側”であり、“拉致”は犯罪なのだから、日本からは“びた一文”出すべきではない、などという人がいる。しかし、相手は、“拉致問題”は解決済み、と言っているのだ。明確な“証拠”を提出できない犯罪で相手側が“解決済み”とみなしている事柄を、再び土俵に上げるには、何らかの“新たな証拠”を提出するか、或いは相手側が“欲しいもの”を提出するか、それ以外に交渉の方法がない。その点、アメリカなどはあれだけ“核放棄が絶対条件”などと言っておきながら、相次ぐミサイルの生産で、すぐに態度を豹変する。日本も、もう少し相手の対応を見ながら交渉のテーブルに着かせる戦略を研究しなければ、いつまで経ってもらちが明かない。大体“拉致問題”を、アメリカや韓国の会談に頼ろうとすること自体が大きな誤りで、日本人のことは日本政府が直接交渉しなければ意味がない。もし、他の国に頼って“解決”となったなら、その分の代償を支払わなければならない。北朝鮮には支払わなくても、その国には支払わなければならない。アメリカも韓国も、そういう意味では“恩着せがましい国”なのだから、その後が怖い。どうして、誰も、それを言わないのだろう。だから、同じ代償を支払うのなら、直接北朝鮮に支払った方がはるかに安く済む。しかも、今後“国交回復”に向かってゆくことだって出来るかもしれない。日本にとって近隣の国である北朝鮮は、上手く付き合うことが出来ればビジネスの上でも収穫の大きい国なのだ。国有地の払い下げ問題でもめている暇があったら、さっさと北朝鮮と会談する本格的交渉を始めるべきである。

「下着を履かせる国」と「オッパイ触らせる国」

2018-03-13

アフリカのザンビアは保守的なキリスト教国である。したがって「国家指導・宗教相」と呼ぶ閣僚ポストがある。当然のことながら「公然のハダカ」は許さない。例え、それが夜の酒場のステージであったとしても、ダンサーとしての“過激衣裳”パフォーマンスだったとしても、下着を着けず踊ることは許さない。そういうことで、下着を着けない“過激なダンス”で知られる南アフリカの女性ソドワ・ワバンツ氏の入国を認めなかった。宗教相であるゴッドフリーダ・スマイリー氏は「ザンビアは道徳と倫理に従うキリスト教国である」として、女性ダンサーを強制送還したのだ。われわれはイスラム教国が“女性のハダカ”に対して厳しい倫理観を持っていることを知っている。「イスラム原理主義国」等では、ハダカはおろか女性の体形が“判別できる服装”さえも許さない。改めて“保守的宗教”の倫理観の強さというか、厳しすぎる掟を見せつけられた感がある。キリスト教など“アダム&イヴ”はハダカだったのだから、夜の大人のステージでのダンスなどOKしても良さそうにも思うのだが、そういうものでもないらしい。近年、あらゆる部分で“極度の保守化”に戻っていくようで、何となくだが、それが怖い。まあ、その点、わが日本はいろいろなものが“許されている”ので、良い方かもしれない。昨日、渋谷で「フリーおっぱい」と書かれた看板を掲げて、通行人たちに“自由に胸を触らせた”ということで、高校1年の少女と、それをそそのかした男性など3人が“迷惑防止条例違反”で捕まった。どうやらYouTube動画のネタとして企画した撮影用の行為だったらしい。つまりは商売として女子高生が加担していたということらしい。大体、仮に捕まらなかったとしても「フリーおっぱい」という看板につられて、実際に“少女の胸”を触ってみようとする人などいるのだろうか。ましてやカメラを構えている人物がいて、明らかに撮影用と気付く中で、それを行う人物が出て来るとは到底思えないのだが…これって、実態に居た?…ということなのだろうか。触らせる方も触らせる方だが、触る方も触る方で、日本は「平和」だなあ…そういう日本が好き…と思ってしまうのってイケナイコト?

「地上の楽園」は「ゴミだらけ海岸」に変わった

2018-03-12

「美しい地上の楽園」という触れ込みにつられてインドネシアのバリ島には、世界中から観光客がやって来る。ところが、近年はどうも評判がよろしくない。ジンバラン、クタ、スミニャックなど、リゾート地として有名な海岸沿いが“ゴミの山”に変わりつつあるというのだ。さらに英国のダイバーが近隣の水中動画をSNSに投稿し、そのあまりのひどさが評判を呼び、100万回以上も再生されている。私も見てみたが、確かにひどい。海岸沿いもひどいが、水中の方がもっとひどい。こういう映像を見てしまうと、もうどんなに海岸から臨む“美しい風景”も眼に焼き付かない。これはバリ島に限らないが、インドネシア全体が街の中心は別として埃っぽいし、ごみが散乱しやすい傾向がみられる。それはフィリピンなどでも同様だが、きれいなのは街の中心部だけで、ちょっと横道に入ると清掃の行き届いていない場所が散見される。私は昔、フィリピンで「景色の素晴らしいところに連れて行ってあげる」と言われ、ごみが散乱する海岸沿いに案内され愕然としたことがある。密林も多いバリ島の場合には、雨季など湿気が多いので、余計に“薄汚い”印象を与える。もちろん、インドネシア政府も見逃しているわけではない。「ゴミ緊急事態宣言」を出して清掃に努めてはいる。何しろ、バリ島は「観光」で成り立っている島だ。日本人観光客も多いが、総じてインドネシア人は日本人に対して好意的である。だから、悪い印象を持つことは少ない。ただ元々日本人は潔癖感の強い民族なので、あの水中映像などを見てしまうと尻込みする観光客も出て来るのではないだろうか。

「やってみる」ことが、成功への第一歩

2018-03-11

いま全米でベストセラーとなっている本がある。どうすれば“幸運を掴めるか”、及び“幸福な人生を歩めるか”、それを科学的な側面からレポートした本だ。この本によれば、人は“やって失敗した”過去よりも、本当はやりたかったのに“やらずに終わった”過去の方を何倍も後悔するというのだ。そして、いろいろ新たなことにチャレンジしている内に、成功への“突破口”を見出していく。したがって“幸運な人生”とは、自分が興味ある“新しいもの”を積極的に受け入れ、神経質にならずあれこれと試して、良い結果につながるものだけを生活に取り入れていく生き方であるという。多くの人は“失敗を恐れる”が、人間は本能的に“失敗した記憶”を削除するように出来ているので、数多くの体験で“成功したこと”や“幸せを感じた”ことのみ“過去の出来事”として記憶にとどめるようになっている。したがって自分が主体的に“やりたい”と思ったことは、出来るだけ“チャレンジしてみる”ことが大切で、そうすれば“成功体験”及び“幸福体験”だけが積み上がり、自分自身を“幸運児”であるかのように錯覚し、それが予想外のパワーや能力を引き出して、実際の“幸運を掴み取る”役割を果たしてくれるのだそうだ。まあ、単純に言えば、だから“意味の無い尻込み”や“迷いからの撤退”や“慎重すぎての拒否”は、結果的に“幸運な人生”を遠ざけるというのだ。さらに能力や素質を引き出す効果として、“おまじない”とか、“お守り”とか、“ジンクス”とかは大いに効果をもたらすことが実験的に証明された。やっぱりというべきか、これらは心理的効果が大きいのだ。或るゲーム的な実験では、大人たちよりも6歳児達の集団がもっとも“幸運な発見”に到達しやすかった。余計なことなど考えず、ひたすら様々なチャレンジをする6歳児は確かに“失敗”を恐れない。それこそが、“成功”への第一歩であることは間違いがない。

やっと実現、米朝「ハンバーガーの直接対決」

2018-03-10

誰か憶えておられる人がいるだろうか。私がこのブログで二度も、金正恩氏&トランプ大統領「ハンバーガーの直接対決」について記述していたことを…。多分、それを読まれたとしても「なに冗談言ってるの?」くらいにしか受け止めてもらえなかったに違いない。もっとも、私自身も“冗談半分”で書いていたのだが、“のこり半分”は本気であった。それはトランプ大統領が就任前に自ら言っていたことで「北朝鮮の金正恩氏とハンバーガーを食べながら直接対話をしても良い」とアピールしていたからだ。だから私は“早くハンバーガーを食べろ”とけしかけていたのだ。おそらくトランプ大統領でなければ、直接対話の即断はしなかっただろう。彼には、最初から“その用意”があったのだ。金正恩氏の方にも、その用意はあった。直接交渉がしたいから、ミサイルを“アメリカ方向”に向けて撃つのだ。ハッキリ言って、日本など北朝鮮の眼中にはない。なぜなら、日本は決して“攻めてくる国”ではないことを知っているからだ。北朝鮮にとって怖いのは、“攻めてくる可能性ある国”なのである。だから日本など放っておいても良いということになる。そして、今回の会談は、北朝鮮にとってもアメリカにとっても、極めて重要な意味を持つ。単に「平和」がどうのこうのということではない。互いに“味方に付けられるか”どうかという点で重要なのだ。もう一つは、今後のビジネスに役立てられるか、という点で重要なのだ。さらに“中国とどう対応していくか”という点で重要なのだ。ほとんどの人は見逃しているが、アメリカにとってのメリットは、実は北朝鮮を味方につけることは“対中国”という点でのメリットがとてつもなく大きいのだ。だからトランプ大統領は本腰なのだ。金正恩氏の肩越しに“中国の習近平氏”を見ているのだ。実は、アメリカにとっては、北朝鮮よりも中国の方がはるかに“やっかいな存在”で、その中国を征することが出来るかどうかは、この米朝会談に掛かっているのだ。

「昔の日本人」は“孤独”じゃなかった⁈

2018-03-09

「社会関係資本」と呼ぶ奇妙なランキングがある。個々の社会や地域との結びつきを表わす“指数”らしい。その国際基準のランキングで、わが日本は全世界149か国中の101位という低位置に居た。もちろん先進国の中では最下位で、それだけ日本人が“コミュニティ”との関りを嫌い、身近な人達との“コミュニケーション”も欠如している証拠らしい。う~ん、確かに乏しい。特に、ここ20年ほどの間に、日本人は自分が所属する組織や地域とのかかわりを出来るだけ避けるようになっていた。特に口数が少ない中高年の男性の場合に、それが著しい。そうするとどうなるのかというと、30万人以上のデータ研究によると、早死にのリスクが50%も高まるのだそうだ。心臓病とか認知症とかの発生率も極端にアップするらしい。日本人は昔、家族関係、血縁関係を重要視した。多くの場合は“二世帯”とか“三世帯”とかが集まって一つ屋根の下に居た。おじいちゃん、おばあちゃんと一緒に暮らすのが当たり前だった。時には、おじさん、おばさんと一緒に暮らすこともあった。そういう家族の在り方が普通に存在していた。戦後、欧米文化の吸収でそれらの風習は急速に失われた。昭和30年代以降、団地とかマンションの普及に伴って“核家族化”が進み、そうすると今度は血縁間の交流まで途絶えがちとなった。一方、会社組織の方は、昭和50年代までは“上司に連れられて”飲みに行くとか、“先輩に誘われて”食べに行くとか、ごく“当たり前”の風景として会社組織の中で行われていたが、勤務時間中は組織人、勤務時間外はプライベートとの認識が強まりだし、勤務時間外に“誘う”とか“誘われる”という交友が極端に減っていった。こうして、日本人の男性たちは勤務時間外は寡黙になっていった。何が言いたいのかというと、昔の日本人は黙っていても“コミュニティ”や“コミュニケーション”が成り立ったが、今は自ら積極的にそれを求める男性でなければ、成立しにくい世の中になっているということだ。だから、このランキングの101位という順位は、最初からの順位ではなく、マンションが増え、社用族が減った結果、ここ20年ほどで急速に低下していっての101位なのだ。

父娘の再会は「死」を招く?

2018-03-08

ロシアから一人の女性が英国にやって来た。そして久しぶりに英国で暮らしている父親と逢った。二人はソールズベリーのショッピングセンターへと出掛けた。そこまでは、ごく普通の親子のように見える。ところが…二人は何者かによって神経剤を投与され、意識不明の状態で館内のベンチに横たわる姿で発見された。通報で駆け付けた最初の警察官も、神経剤に感染したようで意識不明となってしまった。ドラマのような展開、その男女が親子だと分かるまでに時間が掛かった。最初に注目されたのは、その男性の方がロシアで「二重スパイだった」として“禁固13年の刑”を受けたセルゲイ・スクリパリ氏(66歳)だったことだ。謎の薬物投与により意識不明…しかもロシアと英国。若い人は知らないかもしれないが、昔の映画007「ロシアより愛をこめて」を思い出す人も多いに違いない。実際、映画のような内容なのだが、スクリパリ氏は最初ロシア軍の情報機関に所属していた元大佐で、やがて英国の対外情報部「MI6」とも通じて“スパイ活動”を行ったとされている。禁固13年の刑を受けていたのだが、2010年に米国とロシアの間で“スパイ交換(?)”が成立して釈放となった。その後、英国に亡命した人物なのだ。したがって、ロシアで暮らしていた娘が久しぶりで逢いに来たことで、彼の中に油断が生じた可能性もある。映画007のように気を抜けないのがスパイなのだ。警護は付いていたのかもしれないが、父娘の再会ということで距離を保ったに違いない。金正男氏の場合でもそうだったが、人が大勢いて警戒心が解かれているような場所こそ魔の手が暗躍しやすい。映画007で、現在のジェームズボンド役を演じているのはダニエル・クレイグ氏だが、その容貌はどこかロシアのプーチン大統領に似ている。2006年、実際にロシアのスパイだったアレクサンドル・リトビネンコ氏は、ロンドンのホテルで放射性物資を混入された紅茶を飲んで死亡している。この時、プーチン氏も了承して行われた暗殺なのではないかと噂された。真相は常に“闇の中”。それがスパイが絡む事件だ。今回も、いずれ“闇の中”に消し去られていくに違いない。

“狂気の傷害事件”は「新CM女王」を産んだ

2018-03-07

人間の“運命”はちょっとした事件から大きく変貌していく。しかも、その事件には二人が関わっていたのだが、やがて一人だけが脚光を浴びるようになる。その事件とは「AKB48握手会傷害事件」と呼ばれるもので、2014年5月、岩手で行われたAKB48の握手会においてノコギリを持った男が乱入、偶然居合わせた川栄李奈さんと入山杏奈さんに襲い掛かったものである。その結果、マネージャー男性一人も含め三人が裂傷を負った。その当時、AKB48のメンバーの中で川栄さんと入山さんとは一般的には有名ではなく、それだけに一躍“個人名”がTVや新聞などを飾る結果となった。翌日、私は二人の生年月日だけから、今後の展開について、この事件は入山さんには“トラウマ”として残り、川栄李奈さんには“人気運”をもたらし、タレントとして活躍するきっかけを与えてくれるかもしれない、と記した。もちろん、私はそれまで二人の名前すら知らなかった。その後しばらく、私は彼女たちのことを忘れていたが、いつの間にか川栄さんの方は“卒業”し、タレントや女優として本格的に活躍し始めていた。NHKのドラマに出ている姿を見ても、最初、誰だか分からなかった。ところが徐々に彼女は人気を得ていって、今や8本のCMを抱えるまでになっていたらしい。楽天フリマアプリのCM会見では、自ら手作りしたというクラッチバックを持参、器用な一面も見せている。秋には初主演映画「恋のしずく」が公開され、来年はNHKの大河ドラマへの出演も決まっている。おそらく一般の方は“あの事件”が起こるまで「川栄李奈」という名を知らなかった。それが今や「新CMの女王」という呼び声さえ出ている。もし、あの事件がなかったなら、彼女はこんなに活躍することは出来なかっただろう。今となっては、私自身、何を見て「人気運を得て活躍するようになる」と断言したのか、よく思い出せない。ただ人生にはさまざまな出来事が起こるが、一見、“悪いこと”“哀しいこと”“不運なこと”“ショッキングな出来事”がきっかけとなって「幸運をつかんでいく」人生は多い。だから、人生は不可思議であり、運命は面白いのだ。

「円高」を阻止する最後のチャンス‼

2018-03-06

前にも書いたが、私の場合、残念ながら“良い予感”よりも“悪い予感”の方がはるかに的中率が高い。まあ、予感は“防衛本能の一種”でもあるから、当然と言えば当然なのかもしれないが…。その予感は、実は年初からあったのだが、控えていた。そして我慢できなくなって記したのが1月28日だった。つまり《「円高」放任すれば「日本株」は急落する》という投稿だ。あれから一カ月余りが経った。その予感はものの見事に的中し「日本株=日経平均」は3500円以上値下がりしている。しかも、その原因は「円高」にあるということが、今頃になって指摘され始めている。今頃になってだ。年初の頃には、エコノミストたち誰ひとり「円高」を問題視していなかった。私は1月28日の時点で《もし、今後「ダウ」が下がりだしたらどうなるか、またたく間に「日本株」は急落するだろう。しかも、その場合、ドル円相場にも歯止めが掛からなくなる。一気に円高が進んでダブルパンチを食らう可能性があるのだ》と記した。まさに、その通りの状況で、世界中の株価で「日経平均」の急落率が最も激しい。「円高」が進むことで“来期業績の見通し”にも黄色信号が点滅し始めている。そうすれば、容易に元には回復しない。だから早急に「円安」方向へと巻き戻す必要があるのだ。ところが、ここに来て地政学リスクがあちこちに起こり始めていて、容易に「円安」へとは舵を切れない。今になって日銀や日本政府が困り始めている。昨日、日銀副総裁は“追加緩和の可能性”について言及した。もしかしたら、多少は“円高の抑止”効果があるかもしれない。とにかく“円高阻止”に動くなら今しかないのだ。トランプ大統領などいろいろなツイッターで“口先介入”を行っている。そういうものでも、それなりに“動く”のが“為替相場”だ。だから日本も、もう少し“けん制発言”を頻発してでも円高阻止に動くべきなのだ。昨日の発言で「円高」への流れがいったんは止まったように見える。ここで「円安」方向に梶を切れれば「日本株」は再び浮上するし、逆戻りとなれば明るい兆しだった日本経済そのものに暗雲が立ち込めることだろう。

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