今日の迷言・余言・禁言

12歳の頃「憧れだった人」からの影響

漫画家の桑田二郎氏が7月2日に亡くなっていたことが昨日、公表された。大昔の漫画家なので、知っている人は少ないかもしれない。途中から「桑田二郎」になったが、私が子供時代に読んでいた頃は「桑田次郎」だった。「月光仮面」「まぼろし探偵」「8マン」などで知られる。私が、小中学生の頃、もっとも憧れ、夢見た漫画家の姿だった。実は小学生の頃、私は「占い師」か「漫画家」か、どちらかになりたかった。若干「占い師」の方に傾いたのが早かったのだが「漫画家」も、同じくらい憧れの職業だった。そして、漫画家になるなら、断然「桑田次郎のような漫画家になりたい」と思っていた。ただ、私はそれほど絵が上手くはなかった。桑田次郎の描く漫画をマネて、いろいろと描いてみるのだが、どうも上手く描けない。これでは漫画家はムリだとあきらめた。ただ、その当時いろいろと描いていたせいで、自分が手相や人相の執筆をするときに、図解は極力自分で描く。どんなに名著でも、あまりにも雑な図解を見ると、描き直してやりたい衝動に駆られる。そういう点では、図解くらいは描けるようになったので、桑田次郎氏に感謝である。観相家の中では大和田斉眼氏と亀田一弘氏が図解を自分で描いた。本来、微細な位置の違いが、意味を違わせることもあるので、観相家は本当は自分で図解も描くべきなのだ。桑田次郎氏の作品の中では、私自身は「まぼろし探偵」がいちばん好きだった。どうして“正義の味方”が、赤い帽子をかぶり、黄色いマフラーをなびかせ、二丁拳銃をぶら下げて、オートバイで登場するのか知らないのだが、とにかく“悪い奴ら”をやっつける最高のヒーローだった。元々、桑田次郎氏の絵はシャープで、漫画とはいうものの“劇画的なタッチ”が含まれていた。それはやがて「8マン」になって以降は強められ、都会的というか、超近代的というか、そういう雰囲気の漫画を描くようになった。ところが、彼は突如逮捕される。拳銃を所持していた容疑だ。連載はストップされ、一時的に漫画界から追放された。その後、しばらく経って、彼は「精神世界の本」を描くようになる。私は、自分の“憧れ”だった人物が、逮捕されたことにショックを受け、それ以降の作品は全く読んでいない。けれども、あの“都会的な漫画描写”は永遠に私のヒーローであり続ける。


最近の記事はこちら

世界に誇れる「ウイルス撃退」の発見⁉

奈良県立医科大学の矢野寿一教授を中心と研究チームが「新型コロナウイルス」に対して、そのウイルスの99%が1分間で無害化してしまう“魔法の飲み物”を発見した。まだ試験管による実験段階での研究成果で、人間…続きを読む

「セクシー」が、なぜいけないのか

人間の「平等」を主張しようとする場合、先天的な“違い”というものをどう捉えるかは重要な観点となる。産まれ持っての“違い”は、誰にもどうすることも出来ない。その違いを無視して、強引に「平等」を主張するの…続きを読む

「東京ドーム」を「三井不動産」が救済⁉

最近は大手企業と言えども「買収される」時代になった。昔は、買収と言えば、経営危機の状態となって初めて“出てくる話”だったのだが、最近はそうではない。例えば「東京ドーム」という一部上場の企業がある。この…続きを読む

「すべての人が主役…」って、何なんだよ⁉

私は極力“同業者の悪口”は言いたくないのだが、それでもたまにカチンとくる人物がいる。例えば、星ひとみ氏がそうだ。彼女は近年「カリスマ占い師」として脚光を浴びている。ただ、彼女が実際には何で占っているの…続きを読む

「NYダウ」「仮想通貨」「日経平均」史上最高値⁉

私が《「日本株」が暴騰し始める「初夢」⁉》として、これまで停滞気味だった日本株の動きが大きく変わり始めていることを指摘し、もしかしたら急騰し始めるかもしれないことを予告したのは11月10日のことだった…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.