今日の迷言・余言・禁言

「長命」と「長寿」の違い

昨日、女優・川島なお美さんの“三回忌”が行われたそうである。そうして「動物愛護基金」が設立されたそうだ。夫の鎧塚氏は立ち直っただろうか。小林麻央さんを亡くした市川海老蔵氏にしてもそうだが、若く美しかった妻を喪うことで、夫は簡単に“次の相手”を求められなくなる。そういう意味では“離婚”よりも、“死別”の方が何倍も“心の傷”を引き摺る。そして“心の傷”と引き換えに“美しい想い出”だけが残る。この“想い出”が、次の恋愛や結婚に「待った」を掛ける。その記憶を薄れさせてくれるのは時間だけなのだ。よく、医学はこんなに進歩した…とかいうが、本当だろうか。確かに、進歩した部分もある。けれども、そうとは言えない面もある。未だに“原因不明の病気”や“抜本的治療薬の無い病気”等が沢山ある。ただ単に、昔よりも“生かしておく医療”が発達したようにも思える。それでいながら“長期入院”が出来ない。完全に“治った”から退院するのではなく、“治りかけた”から退院する体制に変わった。健康であるのとないのとでは、老齢になってからの人生が大きく変わってくる。愛情にどんなに恵まれても、お金にどんなに恵まれても、健康を失って生きていくのは辛い。そういう意味では「健康」こそ最高の財産だと言えるかもしれない。日本では「長命」の人が多くなった。100歳以上の人も珍しくなくなった。けれども、そういう方達が必ずしも「長寿」とは言えない。「長命」ではあるが「長寿」であるかどうかは解からないのだ。つまり日本人の“生存年齢”は確かに延びたのだが、それが“寿なこと”かどうかには疑問がある。愛情を得て、衣食住に恵まれ、健康を維持できているなら間違いなく「長寿」なのだ。だから、そういう意味で言うなら、今後、ますます“生涯未婚率”が高まり、“老人の貧困”が増えていくなら、そして何らかの持病を抱える人が多くなるなら、とても「長寿国」とは言えず、世界のあちこちで寿命だけが長くなることが、喜べない時代がやって来るに違いない。


最近の記事はこちら

世界に誇れる「ウイルス撃退」の発見⁉

奈良県立医科大学の矢野寿一教授を中心と研究チームが「新型コロナウイルス」に対して、そのウイルスの99%が1分間で無害化してしまう“魔法の飲み物”を発見した。まだ試験管による実験段階での研究成果で、人間…続きを読む

「セクシー」が、なぜいけないのか

人間の「平等」を主張しようとする場合、先天的な“違い”というものをどう捉えるかは重要な観点となる。産まれ持っての“違い”は、誰にもどうすることも出来ない。その違いを無視して、強引に「平等」を主張するの…続きを読む

「東京ドーム」を「三井不動産」が救済⁉

最近は大手企業と言えども「買収される」時代になった。昔は、買収と言えば、経営危機の状態となって初めて“出てくる話”だったのだが、最近はそうではない。例えば「東京ドーム」という一部上場の企業がある。この…続きを読む

「すべての人が主役…」って、何なんだよ⁉

私は極力“同業者の悪口”は言いたくないのだが、それでもたまにカチンとくる人物がいる。例えば、星ひとみ氏がそうだ。彼女は近年「カリスマ占い師」として脚光を浴びている。ただ、彼女が実際には何で占っているの…続きを読む

「NYダウ」「仮想通貨」「日経平均」史上最高値⁉

私が《「日本株」が暴騰し始める「初夢」⁉》として、これまで停滞気味だった日本株の動きが大きく変わり始めていることを指摘し、もしかしたら急騰し始めるかもしれないことを予告したのは11月10日のことだった…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.