今日の迷言・余言・禁言

「逃亡者」は、ひっそりと暮らすべき

レバノンの首都ベイルートで4日、大爆発が起こった。事故なのかテロなのかわからないが、死者100名以上、負傷者4000名、30万人が家屋を失ったとも言われる。日本から逃亡しているカルロス・ゴーンの家屋も被害を受けたらしい。彼の場合、日本の司法の手が届かない国まで逃亡し、安心してマスコミにも姿をさらし対応していた。その“安全な住まい”が壊されたということになる。別にそこを狙ったわけではないと思うが、日本からの逃亡者に“安住の地”などないのだ。少なくとも“逃亡者”であるゴーン氏は、もう少し“逃亡者らしく”ひっそりと暮らした方が良い。彼の性格が“ひっそりと暮らす”ことを許さないのかもしれないが、それだと「逃亡者」らしくない。もっと多くの“本当の逃亡者たち”から学んだ方が良い。ただ、今でも“鋭い眼”をしているゴーン氏の「眼」が、これ以上鋭くなるのもちょっと問題なのだが…。大爆発と言えば、今日は広島に原爆が投下されてから75年目にあたる。児童文学者・那須正幹氏は3歳の時に広島の自宅で被爆した。彼は最初のうち学者を目指したのだが、途中からなぜか児童文学に方向転換し『ズッコケ三人組』などベストセラーを生み出した。被爆体験を持っているだけに戦争には敏感で『屋根裏の遠い旅』はベトナム戦争を題材にした作品であり『折り鶴の子どもたち』は反戦をテーマにしたものだ。人はだれでも、自分の経験したことの中から“生きている証”を見出そうとする。それは「思想」とか「哲学」とかいう以前のもので、本能的に磁石のように引き寄せられてしまう。或る種の衝動を伴った“祈りにも似た想い”は人に届きやすい。戦争は多くの人を巻き込むが、その多くの人は悪くない。それなのに、人が人を殺し合う。憎しみで殺すのではなく、殺されたくないから殺すのだ。


最近の記事はこちら

世界に誇れる「ウイルス撃退」の発見⁉

奈良県立医科大学の矢野寿一教授を中心と研究チームが「新型コロナウイルス」に対して、そのウイルスの99%が1分間で無害化してしまう“魔法の飲み物”を発見した。まだ試験管による実験段階での研究成果で、人間…続きを読む

「セクシー」が、なぜいけないのか

人間の「平等」を主張しようとする場合、先天的な“違い”というものをどう捉えるかは重要な観点となる。産まれ持っての“違い”は、誰にもどうすることも出来ない。その違いを無視して、強引に「平等」を主張するの…続きを読む

「東京ドーム」を「三井不動産」が救済⁉

最近は大手企業と言えども「買収される」時代になった。昔は、買収と言えば、経営危機の状態となって初めて“出てくる話”だったのだが、最近はそうではない。例えば「東京ドーム」という一部上場の企業がある。この…続きを読む

「すべての人が主役…」って、何なんだよ⁉

私は極力“同業者の悪口”は言いたくないのだが、それでもたまにカチンとくる人物がいる。例えば、星ひとみ氏がそうだ。彼女は近年「カリスマ占い師」として脚光を浴びている。ただ、彼女が実際には何で占っているの…続きを読む

「NYダウ」「仮想通貨」「日経平均」史上最高値⁉

私が《「日本株」が暴騰し始める「初夢」⁉》として、これまで停滞気味だった日本株の動きが大きく変わり始めていることを指摘し、もしかしたら急騰し始めるかもしれないことを予告したのは11月10日のことだった…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.