今日の迷言・余言・禁言

「健康・余裕」の百歳なら良いのだが…

なんとなく北海道のニュースを眺めていて「敬老の日」に北海道だけで100歳以上のお年寄りが3867人もいると知って、その数の多さに驚いてしまった。昔は“百歳以上”というのは本当に稀で、文字通り「長寿」だったが、北海道だけでそんなにいるのかと思うと「少子高齢化」の“怖さ”の方を強く感じる。ただ、そんなにいるのに男性は501人だけなのだそうだ。つまり3000人以上は女性なのだ。う~ん、これはどういうことなのか。高齢になると女性の方が心身とも逞しくなるからなのか。そういえば、デパートなどに行っても、女性と男性の比率は明らかに違っていて、圧倒的に女性の数が多い。しかも、女性の方が健康そうである。私は思うのだが“独り暮らし”になった時、女性は、通常の生活を続けられるが、男性はなかなか“これまで通り”の生活は続けにくい。それに、男性の方が“精神的に弱い”のではないか。特に、会社組織の中で長年働いて来て、定年などで急に仕事から解放され“役目を終えた”意識が強い男性ほど、空虚感が強いような気が私にはする。それに加えて“妻”まで亡くなってしまうと、もう生きる気力のようなものが乏しくなってしまうのではないか。そういう意味では、元々独身で生きてきた男性や、自営業で“定年”というものがなく、細々でも仕事を継続していると、それに引っ張られる形で“生命を保つ”ということはあるような気がする。そういう点では、趣味の乏しい人の方が、仕事を失った後の気力が失われやすい。趣味というと、大げさなものを想定する人がいるが、要するに心身を“打ち込めるもの”ならなんだって良い。人間は“好きなもの”や“気に入ったもの”と触れ合っていれば、黙っていても“命の泉”が湧く。そういう風に出来ているのだ。逆に“嫌いなもの”や“厭なもの”と一緒だと“命の泉”が枯れていく。だから、そういう意味では人でも、モノでも、“好き”になりやすい人の方が、“嫌い”になりやすい人よりも“長生き”しやすいともいえる。何かを“好き”になって、夢中になっていれば、長寿で居られる可能性が高いのだ。もっとも、長寿であっても経済的に余裕がないと、人生を愉しめない。そういう意味では、同じ百歳でも、健康で暮らしに余裕のある百歳が増えると良いのだが…。


最近の記事はこちら

世界に誇れる「ウイルス撃退」の発見⁉

奈良県立医科大学の矢野寿一教授を中心と研究チームが「新型コロナウイルス」に対して、そのウイルスの99%が1分間で無害化してしまう“魔法の飲み物”を発見した。まだ試験管による実験段階での研究成果で、人間…続きを読む

「セクシー」が、なぜいけないのか

人間の「平等」を主張しようとする場合、先天的な“違い”というものをどう捉えるかは重要な観点となる。産まれ持っての“違い”は、誰にもどうすることも出来ない。その違いを無視して、強引に「平等」を主張するの…続きを読む

「東京ドーム」を「三井不動産」が救済⁉

最近は大手企業と言えども「買収される」時代になった。昔は、買収と言えば、経営危機の状態となって初めて“出てくる話”だったのだが、最近はそうではない。例えば「東京ドーム」という一部上場の企業がある。この…続きを読む

「すべての人が主役…」って、何なんだよ⁉

私は極力“同業者の悪口”は言いたくないのだが、それでもたまにカチンとくる人物がいる。例えば、星ひとみ氏がそうだ。彼女は近年「カリスマ占い師」として脚光を浴びている。ただ、彼女が実際には何で占っているの…続きを読む

「NYダウ」「仮想通貨」「日経平均」史上最高値⁉

私が《「日本株」が暴騰し始める「初夢」⁉》として、これまで停滞気味だった日本株の動きが大きく変わり始めていることを指摘し、もしかしたら急騰し始めるかもしれないことを予告したのは11月10日のことだった…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.