今日の迷言・余言・禁言

「メロン」と「芸人」の“怪しい価格”

物事は何でも“需要”と“供給”の関係から、その「価値」というものが定まってくる。だから多くの場合、その“価値”として表示されている価格はおおむね正しい。けれども、中には“明らかにおかしい”と感じられる「価格」が表示される場合もある。例えば「メロン」の“初セリ”の価格だ。昨日、札幌の中央卸売市場で「夕張メロン」の“初セリ”が行われた。実は昨年「夕張メロン」は、ここで“二玉500万円”という驚くべき“ご祝儀価格”が付けられた。どうしてそんなに高いのか、また高くても買う人がいるのか、理解に苦しむところだが、実際にそういう価格で取引が成立していたことは間違いがない。さて、今年はどうだったのかというと、何んと“二玉12万円”だったのだ。何んと昨年の“十分の一”にも及ばない。まあ、考えてみれば、いくら高級メロンと言っても、単なる果物で“二玉12万円”でも十分に高い。昨年までの価格が“異常”だったに過ぎない。世の中、そういうものはたくさんあって、例えばTV番組の「ワイドショー」とか「バラエティ」とかに出て来る“芸人”もそうである。一体、なぜあんなに多数の“ひな壇芸人”を並べなければいけないのか知らないが、とにかく、どんな番組でも“芸人”が出て来ていた。なぜかプロのアナウンサーではなく、芸人が“番組進行係”まで務める。とにかく、似たような芸人が毎日、入れ替わり出てくる。たくさん出てくる。それが“当然”のように番組作りが行われていた。もちろん、それだって“需要”と“供給”の関係から形作られた仕組みなのかもしれない。けれども、今回の“コロナ騒動”は、TVから“三密”を助長する芸人たちを追いやった。別にTVに“芸人”が出ていなくても、それなりの視聴率は稼げることを制作サイドは知ったことだろう。“売れている芸人”は値段(出演ギャラ)が高くなる。別に、そういう人を使わなくても、必要な番組であれば大衆は視聴してくれる。少なくとも「夕張メロン」のように“正常価格”に戻すことは出来る。占い古書の価格などもそうなのだが、時々べらぼうに高い価格が付けられている。私の著書などでも何万円もしたりする。もちろん、それが売れたからと言って、私には1円も入らない。どの業界であっても、もう少し“適正価格”を普及させる取り組みも必要なのではないだろうか。


最近の記事はこちら

世界に誇れる「ウイルス撃退」の発見⁉

奈良県立医科大学の矢野寿一教授を中心と研究チームが「新型コロナウイルス」に対して、そのウイルスの99%が1分間で無害化してしまう“魔法の飲み物”を発見した。まだ試験管による実験段階での研究成果で、人間…続きを読む

「セクシー」が、なぜいけないのか

人間の「平等」を主張しようとする場合、先天的な“違い”というものをどう捉えるかは重要な観点となる。産まれ持っての“違い”は、誰にもどうすることも出来ない。その違いを無視して、強引に「平等」を主張するの…続きを読む

「東京ドーム」を「三井不動産」が救済⁉

最近は大手企業と言えども「買収される」時代になった。昔は、買収と言えば、経営危機の状態となって初めて“出てくる話”だったのだが、最近はそうではない。例えば「東京ドーム」という一部上場の企業がある。この…続きを読む

「すべての人が主役…」って、何なんだよ⁉

私は極力“同業者の悪口”は言いたくないのだが、それでもたまにカチンとくる人物がいる。例えば、星ひとみ氏がそうだ。彼女は近年「カリスマ占い師」として脚光を浴びている。ただ、彼女が実際には何で占っているの…続きを読む

「NYダウ」「仮想通貨」「日経平均」史上最高値⁉

私が《「日本株」が暴騰し始める「初夢」⁉》として、これまで停滞気味だった日本株の動きが大きく変わり始めていることを指摘し、もしかしたら急騰し始めるかもしれないことを予告したのは11月10日のことだった…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.