今日の迷言・余言・禁言

「セクシー」が、なぜいけないのか

人間の「平等」を主張しようとする場合、先天的な“違い”というものをどう捉えるかは重要な観点となる。産まれ持っての“違い”は、誰にもどうすることも出来ない。その違いを無視して、強引に「平等」を主張するのは不自然だし、かえって「不平等」を生み出す場合さえ生ずる。イタリアの公共放送RAIが「セクシーな買い物のしぐさ」を指南したとして批難殺到し、最高経営責任者が謝罪する騒ぎとなっている。「セクシーな…」とはいうものの、別に裸になったわけでもなければ、特別“卑猥な行為”をしたわけでもない。要するに、ポールダンスの講師をしている女性が、ハイヒールとショートパンツ姿で“お買い物する”時の“セクシーに見える形”を指南しただけだ。それのどこが「女性を侮辱した映像」に当たるのか、私にはさっぱりわからない。もし、自分も「セクシーに見られたい」と思う女性が居ればそれを真似れば良いし、もし「そんな男性の視線を意識して買い物なんかしたくない」という女性が居れば、そんなのは無視すれば良いだけの話だ。これで乳房を露出したとか、超ミニスカートで内部が視えそうだったとか、お尻が丸見えだったとか、そういうのであれば批難も解かる。普通にハイヒールとショートパンツ姿で買い物をしただけである。もしかしたら「セクシー指南」というのが許せなかったのだろうか。けれども、どう頑張ったって、セクシーになど絶対に視えない女性はいる。かと思うと、本人は何気ない物言いやしぐさであっても、男性側から見て「セクシーに見える」女性はいる。そんなことは当然であり、今さら私は言うのもおかしなくらいだ。では、セクシーな女性は街を歩いてはいけないのだろうか? それと同じような“考え方”をする一部の“思想・団体”が、私には理解に苦しむ。例えば、TV映像では時に「セクシーな男性の姿」を取り上げる。女性によっては、ワイルドで荒々しい物言いや行為をする男性に「セクシーさ」を感じる人もいる。けれども、そういう男性に対して、世間は決して非難はしない。もし、非難をするとすれば、それは「セクシー」だからではなく、暴力的だからであり、危険だからである。近年、男女の平等が叫ばれて、それに“そぐわない行為”として「女性のセクシーさ」が取り上げられる。男性の方は存在していないかのように「女性のセクシーさ」のみが取り上げられる。男性のセクシーさは、なぜ非難の対象とはならないのか。「平等」という精神からすれば、明らかにおかしい。おかしいと気付かないこと自体が「どうかしてるぜ‼」なのだ。


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