今日の迷言・余言・禁言

自宅で家族を殺害・解体した僧侶

私の地元、札幌の豊平区と言えば、以前住んでいたところだ。その豊平区で“殺人事件”が起こった。僧侶が自宅で家族を殺害して、それを解体しかけて、疲れ果て我に戻ったのか、誰かに気付かれると観念したのか、解体作業の途中で警察に出向き「自宅に死体がある」と自首したのだ。こうして長岡雅人(60歳)は“死体遺棄容疑”で逮捕された。浴室で“首なし死体”となっていたのは、妻の木の美(58歳)さんと長男の親良(ちから・19歳)くんである。死因は窒息死のようで、つまり、絞め殺して後、解体しようとしたらしい。どうして途中で止めたのかについては、判然としていないが、多分、親良くんに対して何度も電話が掛かってきて、ここままでは気付かれると感じたからのような気がする。或いは、おかしくなっていた頭が正気に戻ったからのような気がする。長男が友達に語ったところでは、地元に帰省してみると、父親の様子がおかしく、殺されるとか、殺しに来るとか言っていて、精神的にまともではなかったらしい。それが伝えられていたことで、逢う予定になっていた仲間たちは、LINEからの反応が突然途絶えた彼に対して心配し、何度電話しても応答しないので不安を募らせていた。そういう中で、彼の父親が自首したのだ。最近、この種の事件が多い。家族が家族を殺す。自宅の中で殺される。本来なら“最後の砦”にならなければならない自宅が、或いは家族が“予期せぬ敵”に変わっている。しかも、今回の事件は、お寺の僧侶が起こしている。その寺に対しては、事件前後に「1週間ほど休みたい」と電話を入れている。そうなると単なる“狂気の犯行”とは言えなくなってくる。精神的におかしかったのかもしれないが、冷静な一面も持っていたのだ。もし、長男が帰省していなかったなら、事件は起こらなかったのだろうか。或いは事件に巻き込まれなかったのだろうか。長男の名は「親良(ちから)」という珍しい読み方の姓名だが、読みようによっては「良い親」とも読める。刑務所の中で、父親である僧侶はひとり読経を繰り返すだろうか。


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