今日の迷言・余言・禁言

私が「秘伝公開」を惜しまない理由

多くの占い師が、過去の著名な占術家の研究や内外の著名な占術権威書などを基にして、自分の占いの仕方や判断を正当化しようとする。私は昔から、そういうやり方を行ったことがない。もちろん私だって、占いの研究を始めた当初は、内外の占術書を山と読み、多くの占術家の意見を訊き、伝統的研究や仮説を基にして実占を行った。けれども、それでは“埒が明かない”というか、いま一つ“手応えがない”というか、実占上での“成果が得られない”ということで、その方針を切り替えざるを得なかった。けっして、初めから現在のような“占術スタイル”だったわけではない。昨日、いつものようにココロニプロロの「占いコラム」で“芸能人カップル”を占ったのだが、この記事はいつも、ココロニ側からの“依頼テーマ”に沿った形で原稿を書き、それを多少リライトする形で掲載するのが常だ。その結果、今回もまた私は自分の占星学上の“秘伝”を公開している。つまり、どういうカップルだと、相性が良くて、どういうカップルだと結婚に繋がり、どういう時期になれば結婚できるのか、これまでオーソドックスな占星学を学んできた人であれば、理解できる内容にして掲載してある。これらの研究は、どこかの本から借用してきたものではなくて、あくまでも私の四十年に及ぶ実占経験、著名人などのデータ研究に基づくものである。文字通りオリジナルの研究であり、“秘伝”と言っても良い。これまでにも何度か公開しているし、今さら隠すような気もない。しかも、いつでも“無料公開”である。さて、それでは、これらの知識を得ることで、誰もが“未知のカップル”に対して、相性の良し悪しや、結婚に至るかどうか、また時期的にはいつになるかなど、判断できるようになるだろうか。実は、意外と、そうでもないのだ。こういうものはデータがそろっていれば、基礎知識があれば誰でも上手に判断できるかというと、そうでもない。それこそ占星家の“腕”というか“技量”によって、同じデータを与えられても、秘伝を知っても、それを実占の場で上手く披露できるかは、一様ではない。だからこそ、私は「秘伝公開」を惜しまないのだ。それに、私の“この種の秘伝”は一つや二つではない。さまざまな占いの分野で発見したものがあり、その成果を実占の場で“試してもらいたい”という意識も強い。昔の著名な占術家の多くは“自分なりの秘伝”を持っているが、残念ながら現在ではどういうものだったか、わからなくなっているケースも多い。書物としてきちんと遺されていないと、昔の占術家が好んだ「一子相伝」ほど危険なものはない。自分が信頼した“一人の弟子だけに教える”方法だが、実際には後世まで伝わっていないケースが圧倒的なのだ。それでは、誰のための“秘伝”か、訳が分からない。実際に後世の多くの人達が活用できなければ、何の意味もない。そんな“秘伝”なら、無くなってしまえば良いのだ。


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