今日の迷言・余言・禁言

本当に「棄てられたネコ」ばかりなの⁉

世の中「優しい人」というのはいるもので、傷ついた動物、お腹を空かした動物、さ迷っている動物、それらを助けてあげる人が時々いる。けれども、時には「ちょっと、やり過ぎ、助け過ぎ」という人もいる。十年前から、“棄てられていたネコ”ばかりを拾ってきて、世話している内に、それがどんどん増えてきたと、ご当人はおっしゃっている。果たして本当だろうか。なにしろ、神奈川県海老名市の民家から、行政が仲介して三つの動物愛護団体に保護されたネコは、総計144匹もいたのだ。どうやって一軒家の中に144匹もの猫を飼っていたのか、そのことにも驚くが、そんなに“捨て猫”ばかりが、近所にさ迷っているものだろうか。確かにネコというのは、“ネコ同士のネットワーク”が存在しているかのように、一ヵ所に集まりやすい性質を持っている。また、元々“ネコ好きな人”というのは、一匹や二匹ではなく、何匹ものネコを同時に飼いたがりやすい傾向を持っている。それにしても、いくら親切とは言っても、度を超えているし、きちんと面倒を見ていたのかどうかにも疑問が残る。なぜなら、元々、ここを行政が踏み込んだのは、周辺住民からの通報や苦情が後を絶たなかったからだ。つまり、生活に支障が及ぶほどの“強烈な臭い”が蔓延していたのだ。第一、144匹ものネコがいたなら、通常の民家なら、人間は一緒に居住できない。高所や隙間に入り込んでいるネコがいるかもしれないが、猫だけでもぎゅうぎゅう詰めになる。とてもではないが住人男性の布団を敷く空間など作れそうもない。おそらく100匹を超えた時点でギブアップだったはずなのに、それでも“拾い続けた”心理が解からない。おそらく“捨て猫”ではなくて元々“野良猫”だったネコたちに変わっていたのではないか。それに気付きながらも、しだいに追い出せなくなっていったのではないか。そのように考えると、ちょっと怖ろしいのだ。


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