素顔のひとり言

故・中川一郎を振り払え

それを私が感じたのは、もう二年ほども前になる。どうしてだろう…と奇妙に思い、まさか…と或る直観を押し殺した。ただ、あの時の感覚を、思い出さずにはいられない事態が起きた。今回の中川財務相のG7記者会見での顔貌だ。

すでに辞任し、さまざまな視点から報じられているので、政治そのものの観点からどうこう言う気はない。私が言いたいのは彼の顔貌の変化なのだ。彼の父親である中川一郎氏は「将来の総理候補」として注目を集めていた人物だった。それが突然、北海道の自宅で首つり自殺した。その弔い合戦―と云う形で急きょ政界入りしたのが中川昭一氏だった。実はこの時、現在は「新党大地」で党首を務める鈴木宗雄氏も中川一郎秘書であったが出馬し、両方とも当選している。その時、私が何よりも注目したのは息子・昭一氏の端正な顔立ちだった。と云うのも中川一郎氏はどう見ても端正とはほど遠い顔立ちで全く似ていなかったからだ。母親似なのか…と勝手に納得した。

あれからどのくらい経ったのか…ここ四五年、私には妙に気になっていたことがある。中川昭一氏が中川一郎氏に似て来たのだ。もちろん私も若き日の記憶で一郎氏の顔貌を仔細に覚えているわけではない。手元に写真を置いて見比べているわけでもない。ただあまりにも初当選時の昭一氏が端正な顔立ちであったため、印象として父親との違いが鮮明に残っているのだ。それが何故なのか、ここに来て顔が崩れ始めていた。端正だった面影は…もうない。そして二年前、何の時だったか忘れたが、彼の顔がTVでアップになった時、これはまずい、と思った。明らかに故・一郎の顔貌が重なりつつあるような印象を持ったからだ。そして、それが決定的に重なり合ったのが、今回のローマでの記者会見だった。多分、赤ら顔になっていたので余計に似て見えたのだ。

しかし同時に、それは私に「危険だな」と云う思いを与えた。もちろん、それは今回の辞任劇ではない。側近から「ガラスの心臓」だと云われるその部分だ。政治家としてはまだまだ若く、頭脳も優秀で、復活が可能なのだから焦る必要はない。彼に今必要なのは故・中川一郎を振り払うことなのだ。しかも、それは急務を要する。私は中川家の宗教・土地・家屋・墓標等がどうなっているのか知らないのでどうこう云えないが、少なくとも一郎氏は成仏されていない。成仏させて、自らに憑いている念や縋りを振り払うことだ。

それにしても麻生総理は、私が就任の前に予言した通りとなって「口は災いのもと」と云う試練から逃れられないでいる。ただ世界の主要国の政治家は総じて試練に立たされている。まさしく「チェンジ」が必要なのだが、日本の場合は民主党政権に変わったなら大丈夫かと云うと、残念ながらそうも云えない。小沢一郎氏は「泣きを見る相」を持っていて、反逆を受けてしまいそうな予感があるからだ。もっとも、大昔私はあるTV番組で「小沢一郎は将来総理になる」と予言したことがあるので、そういう点から云えば的中してしまう可能性はある。彼がまだ自民党時代の話で「泣きを見る相」でもなかった頃の判断だ。あの頃は政治・社会を占う形でTVに出ていた私が、今は夜のススキノ女性たちを占う…と云う形でTVに出ていたりする。実は昨日その収録があった。お酒の店に行きながら、お酒が飲めないのは何ともつまらない。まあ、でもススキノ美女相手に占いをするのも悪くはない。ススキノも不景気なせいか、心なしか活気がない。三件目の店はTV収録の時間になっても店内が片付けられていなかった。遅い時間でないと客が入ってこないのだろう。

景気が悪くなると、まず第一に遊興・娯楽に関しての商売に影響が出る。生活費で精いっぱいで、それ以外の出費を極力抑えようとするからだ。外需頼みだった日本は、内需に期待をかけたいところだが、それは元々外需から回って来たお金なので、実際には内需も冷え込んでいくのだ。私が前から懸念していたように、輸出産業で成り立っている我が国は、他の主要国に比べ実体経済の落ち込み率が大きい。株価から心配していたのは、もう一年以上も前の話なのだ。私の興味が薄れる頃、物事は形として現れて来る。


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