今日の迷言・余言・禁言

今でも存続する「女子割礼」と「名誉殺人」

ときどき海外から目を疑うようなニュースが飛び込んでくる。その一つはアフガニスタンからで、実の兄が18歳の妹を、家族が奨める男性との結婚を拒否したという理由で「名誉殺人」を行ったというものである。要するに、親・兄弟・親戚の名誉を著しく“傷つける行為”として「殺人は正当」という捉え方のことだ。18歳の妹が、なぜ“見知らぬ男性との結婚”を嫌がったのかというと、自分の中で“好きな男性がいた”からである。だから、その前日に、地元の警察署に駆け込んでまでいるのだ。ところが、地元の警察署は何をしたのかというと、家族に連絡しただけである。こうして、兵士の実兄による「名誉殺人」が行われた。その後、兄は行方をくらました。アフガニスタンの社会では未だ、この風習を断ち切れずにいる。もう一つはアフリカのスーダンからで、このほど暫定政府によって「女性器切除の禁止」が法制化された。実は「女性器切除」はスーダンだけの風習ではない。アフリカの広い地域で、古代から行われてきた風習なのだ。しかも、三種類の方法がある。①はクリトリス部分のみを切除する方法である。②はクリトリスと小陰唇と両方とも切除する方式である。③は両方とも切除して、さらに尿や生理の出血だけ輩出できる穴を残し、それ以外は縫合・封鎖してしまう方法だ。これらは「男子割礼」と等しく「女子割礼」とも呼ばれる。ところが現実問題として、女性達にさまざまな苦痛を与え、病気を発症させることも多い。どうしてこのようなことを行うのかに関しては、さまざまな説があるが、最初は信仰・呪術的な意味がいが強かったと考えられる。ただギニアなどでは未だに成人女性の9割以上が“女性器切除”をされているとも言われ、実態がよく掴めていないのが実情だ。母親が産まれて間もない娘に行う部族もいるらしい。そういえば中南米では頭の形を板に固定し“細長く奇形にする”風習があり、東南アジアには“首長にする”民族もあり、唇に輪を嵌めて伸ばしていく民族もある。どれも痛そうな風習ばかりだが、日本にも“危険な祭り”の風習は残されているから、人はギリギリのところで「神様」を悦ばそうとし続けるのかもしれない。


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