今日の迷言・余言・禁言

ススキノ百貨店「ラフィラ」が消えていく

昨日、札幌ススキノの玄関口で開業46年になる百貨店ビル「ラフィラ」が閉館した。一応、言っておくと、今回の“新型コロナ騒動”による閉館ではない。前々からビル自体の老朽化が指摘されていて、6月にも解体して“新しいビル”として3年後に生まれ変わることが決まっていた。ただ、今回の騒動で、実質的に閉店まで営業していたテナントは半分以下となっていた。本来なら「閉店セール」を大掛かりにやって“一儲け”したいところであろうが、今回の場合はそれも出来ず、何ともさびしい幕切れとなった。このビルは、最初1974年に「札幌松坂屋」として操業を開始している。それから「ヨークマツザカヤ」となり「ロビンソン百貨店」となり「ススキノ・ラフィラ」となった。おそらくだが「ヨークマツザカヤ」としての期間が一番長かったのではないだろうか。ススキノの玄関口にあるので、場所としては最高なのだが、近年は漏電による火災が起こるなど、防災面からも問題が指摘されていた。実はススキノにある飲食店ビルには、この百貨店ビルと同じような時期に開業したビルが少なくない。ススキノの玄関口にあるので、札幌に長く居住している者なら、この百貨店ビルを訪れたことがないという人はいないのではないか。それくらいシンボル的な百貨店なのだ。私はそんなに出歩く方ではないが、札幌に来る前、室蘭に居住していた時代から、ここだけは解かりやすいので、札幌に来た時、よく立ち寄ったものだ。待ち合わせにもよく使ったし、7階と8階の飲食店も良く利用した。地下から最上階まで、使用しなかった階はない。すべての階で、お金を使っているのだ。考えてみれば、そういう百貨店も珍しい。最近は住居に近い丸井や三越のデパートを使用することの方が多いのだが、どの階の店でもお金を使ったというビルは記憶にない。例えばファッションの階はそのまま通り過ぎたりする。そういう点でも「ラフィラ」の百貨店では、宝くじ売り場も使用し、スーパーも使用し、ケーキ店も使用し、酒屋さんも使用し、ファッションアパレルも使用し、眼鏡店も使用し、書店も使用し、カフェも使用し、レストランも使用し、居酒屋も使用し、バック店も使用し、インテリア店も使用し、歯医者も使用し、修理の店も使用した。あらゆる店を使用した。それにしては、寂しい幕切れだった。


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