今日の迷言・余言・禁言

「美白」に反応し過ぎる差別感覚

われわれ日本人にとっては“「白」=「美」”という感覚には、どうしてもならない。元々「白」の方が「黒」よりも“美しい色”という観念が存在していないからだ。例えば同じ日本人でも、沖縄に暮らしている人は北海道に暮らしている人よりも、一般的に言って“色”は黒い。けれども、それは年中日差しを浴びているからで、もし沖縄に暮らしていても、日差しを浴びることが少なければ、色黒にはならない。同じことは北海道に暮らしている場合にも言えて、戸外労働で年中日差しを浴びていれば、色黒の肌になっていく。つまり先天的要素よりも、後天的作用の方が強いことを経験的に知っているので「白」の方を“無条件に優先する”考え方にどうしてもなれない。ところが、世界的にみると、日本人のような捉え方は少なく、多くの場合「白」は「黒」より美しく「白」は「黒」に優先する、という考え方が強くはびこっている。インドなどでは自国の「カースト制度」とも微妙に結びついていて、高カーストは低カーストより“色が白い”という観念が定着しているらしい。したがって「美白」を謳う商品は“人種差別的な商品”として、攻撃の対象となった。その結果、英国のユニリーバ、フランスのロレアル、アメリカのジョンソン・エンド・ジョンソンなどは自社製品から「美白」や、それを連想させる文字・表現は削除しなければならなくなった。こうして“人種差別反対”を唱える人々は「われわれが勝利した」というのだが、そうだろうか。強引に、その種の文字や表現を“目隠しした”だけのように私には思える。元々が、そういう意識を強くもっているから、その種の製品は売れて来たのだ。意図的に、それらを排除したから、その種の“考え方”も無くなるというのは、あまりに単純すぎる。本来であれば、日本人のように元々が「白」と「黒」とは、それぞれが“美を生み出す色”と捉えなければ、何の意味もない。日本人にとっては「白人さん」も「黒人さん」も同じような存在で、どちらにも多少の“違和感”は抱く。白人さんだから好感を抱くともいえないし、黒人さんだから嫌悪感を抱くこともない。LGBT(広義の同性愛者)の人達にしてもそうだが、無理やり「みんな同じ」としてしまうとかえって違和感を抱く。要するに「いろんな人が生きている」という理解に立った方が、自然だし差別などせず暮らせるのではないだろうか。


最近の記事はこちら

韓国の芸術家達は、どうして怒らないのか⁉

韓国がまたベルリンに「慰安婦像(平和の少女像⁉)」を設置したらしい。私は、いつも思うのだが、どうしてこんな“センスのかけらもない”彫像を世界のあちこちに設置するのだろう。そして、韓国にだって芸術家はた…続きを読む

「気遣い」ある「善い人」が“危ない”

今年になって芸能人の「自殺」が目立つ。三浦春馬氏、芦名星氏、藤木孝氏、そして昨日の竹内結子氏だ。いずれも、一流の芸能人で理由が今一つ判然としない自殺だ。さらに竹内氏の場合、小さな子供まで遺している。通…続きを読む

「神様」にも「マスク」は必要だったのか⁉

偉大なる建築家アントニオ・ガウディ氏の“没後100年”を記念して“完成”する予定であったスペインの「サグラダファミリア教会」がピンチを迎えている。新型コロナによって“工事中断”を余儀なくされている建設…続きを読む

「嘘」はついていないような気が…

女性同士がぶつかり合う場合、その気迫がすごいと、なかなか男性はその中に割って入れない。そうなりそうな対立の予感が国会の中で勃発している。自民党の杉田水脈(53歳)氏と共産党の田村智子(55歳)氏だ。杉…続きを読む

来るか「印鑑」が“不要”になる日

新政権になって河野太郎行革大臣が「ハンコ不要」に取り組みだしている。もちろん、これは役所の“行政手続き”に限ってのことで、一般社会にまで強制する“簡素化”ではない。ただ、これまで一番「ハンコ」にこだわ…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.