今日の迷言・余言・禁言

「美しい顔ランキング」紛れもなく“人種差別”

モデルでタレントの水原希子氏が近年雑誌上で毎年発表され、ネット上にも掲載される「もっとも美しい顔100人ランキング」に疑問を投げかけ、それが一部から「日本人感出すのはやめてほしい」と批判され、それに対しての反論を行い、注目を浴びている。これは別に、日本人であるとかないとかの問題ではない。要するに「美しい顔」をランキングすること自体が理解に苦しむという発言で、通常感覚の人間なら、当然の疑問である。私自身も、毎年「なぜこんなことをするのだろう」と不思議に思っていた。一番問題なのは、投票結果でもなく、個人の主観で決めている、という点だ。何じゃ、そりゃ、という感じのコンテストなのだ。というか、それじゃ、コンテストでもない。単なる一人の男性の“好みの顔”を並べているだけで、一般の雑誌に掲載すべきものではない。さらに、それをネット上でも世界中に拡散しているのだから、問題は大きい。大体、人間の“美の基準”というのは“時代”により、“地域”により、“民族”により、違いがあるもので、決して一様ではない。最近、マスコミはさまざまなことに対してランキングをつけたがる。そして、そのランキングの“基準”というものが実に曖昧である。一応は、これこれの理由からとなっているのだが、かなり一方的な基準で、かつて「世界一幸福な国」とされていた国には、一時的に観光客が多数訪れたが、結局、その後は誰もが“沈黙”で、その答えの“怪しさ”を浮き上がらせたものだった。元々こういうランキングは“好み”や“理想”が繁栄されていることが多く、それが必ずしも、現実世界で歓迎されているとは限らない。例えば、ミスユニバースなどの場合、世界一に選ばれる女性は、必ず高身長である。普通の日本人女性としてみると、大柄すぎて、多くの男性からは敬遠される。つまり“世界基準”を決めていたとしても、それが必ずしも、世界“共通の美の基準”とは言い難いのだ。さらに個々の“好み”という問題が待ち構えている。もし、“完全なる美の基準”があるのであれば、美容整形の技術が進めば、誰もが共通の「美」を手に出来るかもしれない。けれども、そうなったら、逆に何もしていない“普通の顔”の方が“人間味があって美しい”となるかもしれないのだ。さらに「美」が残酷なのは“年齢”が崩れさせていく、という事実のあることだ。永久に美しいままでいられることはない。一方で“人種差別”を唱えながら、その一方で“美人ランキング”を行おうとする精神は、欧米人のヒューマニズムの“怪しさ”を証明するものでしかない。


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