今日の迷言・余言・禁言

「正義」を振りかざす“世間”って何者?

ちょっと“危険な兆候”がみられる。小室哲哉氏の引退騒動以降、“世間”が「週刊文春」を“悪者扱い”し始めたことだ。実際には「文春」だけではないが、著名人の“不倫”ばかりを追いかけようとする週刊誌に対して「廃刊にすべき」という極論まで出始めている。確かに、不倫ばかりを追い求めているようなマスコミは批判されてしかるべきだが、一番の問題はそれに乗っかって“自分たちが取材する”という本来の役割を忘れて、後追いばかりしているTVワイドショーの番組作りにある。週刊誌よりもTVの方が世間への影響力ははるかに強い。TVが扱わず、一つの週刊誌だけが追及している事件などは、世間の“やり玉”に上がったことがない。大体が日本のマスコミは昔から一方向へと流れやすい。もっと“さまざまな観点”からの報道があっても良いと思うのだが、ほとんどの報道は“世間の目”を意識し、多くの人達の求める「正義」に準じる形での報道となる。だが、物事には必ずしも「正・邪」を計れない問題もある。ところが日本人は、とかく「白・黒」を付けなければ気のすまない人が多いので、結果的に誰かを「悪者」に仕立て上げなければ納得しないようなところがある。そういう日本人の性質が、報道の“多様性”を奪って、正しいか、正しくないか、だけを基準に著名人を追い詰めていく。時として、それは週刊誌そのものにも向けられて、編集長をつるし上げろとか、廃刊にまで追い込んでしまえ、という極論を振りかざす。結局、誰かを「悪者」にしなければ気が済まないのだ。誤解を恐れずに言えば、誰もが「正義」の使者的な部分と、秘めた「邪悪」な想いとを抱えながら生きている。時として、その「邪悪」な部分は、表面上の優しさや気配りとして表れる。「正義」として振る舞っていること自体が、陰険な裏切りである場合だってある。自分には“そういう部分はない”と思っている人たちは、自分に“目隠し”をしているのだ。

 


最近の記事はこちら

当選金1672億円の「宝くじ」に変えよう⁉

日本人は“堅実”な国民性を持っている。だから突拍子もないような金額の「宝くじ」は発売しない。日本の場合には最高額でも10億円までと定められている。この金額では、アッと驚くような「大きな夢」などは買えな…続きを読む

「紫微斗数」の危険な真実

近年、紫微斗数に関する書籍が続々と刊行されている。「紫微斗数(しびとすう)」と言って、すぐ理解できる人は相当な“占いマニア”だ。私が初めて紫微斗数を知ったのは15歳の時だが、もちろん、当時は本当に珍し…続きを読む

「コロナ」降って「米中」固まる⁉

諺に「雨降って地固まる」というのがあるが、激しくぶつかり合って来た「米・中」とも、ここに来て“変化の兆し”が表れてきた。昨日、中国の習近平主席は「日・米・豪」などが参加しているTPPの参加に“前向き”…続きを読む

2021年「恋愛運アップ」“顔相占い”を公開

私は本来あまり自分の“占い公開”予告は好きではないが、今回「ココロニ」サイト側から依頼され執筆・公開したのは、なかなか“ユニークな占いの形”なので、一応、宣伝しておきたい。一言で言えば「2021年の恋…続きを読む

「仮想通貨」と「デジタル通貨」の境界線

最近、世界的に株価が上昇していて、その方にマスコミなどは注目しがちだが、もう一つ忘れてならないのは、かつて「仮想通貨」と呼ばれた「ビットコイン」が再び急上昇していることだ。ビットコインは一時的に急騰し…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.