今日の迷言・余言・禁言

「映像」が“正義”であるとは限らない

近年、動画映像が誰でも撮影できるようになったことで、さまざまな出来事の“証拠品”として用いられることが多くなった。けれども、映像は時に“編集”される場合もあるし、意図的に“音声が省かれる”場合もある。その結果、見ようによっては“仕組まれた映像”のように思われる“投稿動画”も多くなった。1月31日、スウェーデンの地下鉄で妊娠中の女性が数名の警備員によって「電車から強制的に降ろされた」とする動画が女性ブロガーによって投稿された。投稿者によれば―妊娠中の女性であっても“アフリカ系移民”に対しては強引に電車から引き摺り下ろし、ベンチに顔をこすりつける等の行為がまかり通っている―というメッセージ性が強い投稿のようである。実際、それに共感した人も多いらしく、またたく間に世界中に拡散した。けれども、この動画を“ニュース”として扱った新聞によれば、この女性がなぜ電車から降ろされたのかと言えば、車掌に対して乗車券を見せるのを拒否したからであり、何かの言語で喚きだしたからであり、致し方のない行為だったと説明している。また妊娠中であることについては、それを確認して後、救急車で病院へ搬送したと解説している。こういう“前後説明”をしると、必ずしも電車内から強引に降ろした行為は“異常”とも“差別”とも言われない。むしろ職務に従った自然な対処であるような気がする。マスコミ報道でも良くあることだが、意図的に編集するとマスコミ側が“言わせたい言葉”“行わせたい行動”だけが切り抜かれてしまう。そういう意味では、あまりに「正義」を振りかざす映像というのは、偏った思想へと誘導しかねない部分を秘めている。ところで映像と言えば、近年「UFO映像」が著しく減少した。せっかく誰でも撮れる時代になったのに、ドローンが飛ぶようになって遠慮し過ぎているのかもしれないが、もう一度“賑わい”を見せて欲しいものだ。


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