今日の迷言・余言・禁言

「夫」が、家を出ていく時代

週刊誌からの記事を読んでいて、時代の変化を痛切に感じることがある。昔は「家を出ていく」と言えば、夫や姑に罵倒された“妻の姿”だった。私が子供の頃は、それが普通だった。けれども今は、妻に罵倒されて“夫が出ていく姿”に変わっていったようだ。その記事では「離婚秒読み」とも目される女優・前田敦子氏の家庭とタレント・小倉優子氏の家庭が取り上げられていて、どちらも子育てに理解ない夫が、妻から罵倒され、“家を飛び出した”形のままであると伝えている。そして、家庭問題コンサルタントの女性が「そんな夫とは離婚すべし」と切り捨てている。もっとも、夫婦間のことは、夫婦間にしかわからない。本当のところ、出産・育児の問題が大きかったのかどうかは解からないことである。ただ判然としているのは、両方の家庭とも「夫」の方が家を飛び出していること、また両方の家庭とも「妻」の方が夫を罵倒していること、そして、その後の様子では「夫」の方が“自宅に戻ることを拒否している”らしいことである。これらの共通性から見ると、現代では夫の方が怒鳴りつけて、妻を家から追い出すような家庭が無くなった代わりに、妻の方が夫を怒鳴りつけて、夫を家から追い出すような家庭が多くなったということだろう。昔が良かったのか、今が良くなったのか、よく解からないのだが、ともかく、時代は変わったのだ。色々な意味で世界が変わっていくのだから、仕方がないのかもしれない。私が好んで観ているTVドラマ「オスマン帝国外伝」は16世紀半ばのオスマン帝国、現在のトルコの辺りを扱ったドラマだが、文字通り“男尊女卑”がまかり通っている感じがする。けれども、当時から“気の強い女性”は居て、その典型ともいうべき女性達がたくさん登場する。要するに、時代は変わっても、気の強い女性や心優しい男性はどこの世界にもいるということを、改めて教えてくれる内容なのだ。


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