今日の迷言・余言・禁言

「地味な業種」が“派手な広告”で目を引く後は…

私はいつも不思議に思っていた。どうして、そんなに「過払い金が戻る」とTVで広告を流すのだろう。「過払い金」が戻るような借金というのは、そんなに誰もが行うものではない。通常の借り方であれば「過払い金」など発生しないか、発生したとしても僅かな金額のはずだ。それなのに、こんなに何回も「過払い金が戻る」と宣伝するのは何故だろう。その答えを、24日に東京地裁から下された「東京ミネルヴァ法律事務所」“破産手続きの開始決定”が教えてくれた。元々経営状態が良くなかったのだ。だから派手な宣伝をして客を集める必要があった。ところが法律事務所というのは、通常の人は何かしら問題が起こらないと相談には行かない。そこで何も問題が起こっていなくても「活用できる人達」を“掘り起こしていく”方法を考えた。それが「過払い金」だったに違いない。もう一つの目玉だった「B型肝炎給付金請求訴訟」も、その対象者がそれほど多数いるとは思えない。要するに、どちらかと言えば通常の法律事務所ではメインとしていないようなものをメインに据えて、経営の立て直しを図ったのかもしれない。同じような手法を感じさせるのはフィットネスジムを経営する「RIZAP」だ。ここは文字通り芸能人を使っての“派手な宣伝”だけが記憶に残った。短期間で「痩せる」「変身する」ということを前面に打ち出し、芸能人のフィットネス利用の「前」と「後」を見せることで一時的に評判を呼んだ。ところが“派手な宣伝”で知名度アップとは裏腹に、経営そのものの方は赤字を垂れ流すようになる。現在、2年連続での“大赤字”で今年は減ったが、それでも60億円の赤字である。元々、法律事務所にしろ、フィットネスジム経営にしろ、本来は地味な業種でTVを使って華々しく宣伝を掛けるような分野の職業ではない。もちろん、どちらの業種も、近年はライバルが多く、普通に“待つだけの形”で商売が成り立つ感じではなくなっているのかもしれない。そうかもしれないが、元々は“地味な業種”であることは間違いがない。“派手な商法”でお客を呼び込むような分野の職種ではない。そういう意味では「占い」の分野も同様で、本来は派手な分野ではない。そういう意味では、あまりに派手な宣伝を繰り返しているような占い師集団は“危険信号”が灯っているかもしれないのだ。


最近の記事はこちら

もはや「温帯気候」ではない日本列島

日本の場合、やはりと言うべきか「防ぎようのない自然災害」の“新しい波”は「集中豪雨」で襲ってきている。それが異常な“今年だけの現象”になるのか、それとも“その後も続く開始年”になるのか見極めは難しい。…続きを読む

「先住民族」に勝てない「文明」という“錯覚”

われわれはどうしても「先住民」とか「原住民」という言葉を聴くと、アフリカの人々を連想しがちである。けれども、実際にはアフリカのほとんどは“文明社会”である。けっして弓矢を持って生活していない。そこへ行…続きを読む

「西之島」は、やがて「日本のムー大陸」になる⁉

「西之島」と言われて、それがどの場所にあるのか即座に答えられる人はそんなにいない。まあ、太平洋の“小笠原諸島”の辺りと答えられれば大正解に近い。とにかく、その辺なのだが、2013年11月にその付近から…続きを読む

「手相の線」に“名前”が無くなったら…

何日か前、手相の方で名前を知られる「にしけい」こと西田圭一郎氏が、私の元を訪ねてきた。彼は手相の本を矢継ぎ早に何冊も出している“新進気鋭⁉”の手相家である。鑑定の方ではなく「占い教室」という形で私に対…続きを読む

「米」最多の雇用者数&「日」最悪の下落幅

世界で、経済の先行きが混とんとしている。アメリカでは昨日、6月の雇用者数が出て1939年に統計を開始して以来最多の480万人増を記録した。一方、日本では「日銀短観」が出て、6月の大企業製造業における下…続きを読む

Copyright© 2015 NAMIKISEIRYU All Rights Reserved.