今日の迷言・余言・禁言

「オスマン帝国外伝・Ⅲ」が未来を教える⁉

私の大好きな「オスマン帝国外伝・Ⅲ」が始まった。BSの昼間の時間帯なので録画をして朝に観る。1500年代の歴史物語だが、日本でいう“大奥”のことを中心にしていて、だから歴史物語とはいうものの多分にフィクションが含まれる。女性同士の“権力争い”や“愛憎表現”が随所に出て来て、なかなかに濃厚である。最近の日本のドラマは“奥行き”が乏しい。漫画的にストーリーを追うので、出来事としてはそれなりにいろいろ“見せ場”はつくられているが、いかにも“つくりもの”として強引に当て嵌めた感が否めない。だから共感することが出来ず、そのドラマの中に十分に入りきれない。そこへ行くと、このトルコドラマは確かな歴史背景を下敷きにしながら、それぞれの主要な登場人物の性格をものの見事に“描き分けている”ので、多少、おかしな出来事であっても納得させられてしまう。ドラマ作りで一番大切なのは、個々の人物の性格が観ている内に解かって来て、その人物ならこういう時にこういう風に行動するだろうと納得できることである。ところが最近の日本のドラマは、どの人物でも同じことをする。その人なら絶対にしないようなことをする。筋立て優先だから、してしまうのだ。だから、その人を“二重人格”とでも理解しなければわからなくなる。共感できなくなってしまうのだ。その点、このドラマでは個々の性格の違いが事件の中で浮き彫りにされる。だから、リアリティがあり入り込みやすい。出演者が多いので最初こそ誰が誰だかわからないが、徐々にわかって来る。丁度、大きな会社に入社した時、初めは誰が誰だかわからなくて戸惑うが、徐々にわかって来ると、親しみを感じて来るのと似ている。さらにもう一つ、俳優たちの演技が実に上手い。その世界に入りきっているからだと思うが、涙をポロポロと流す。何度でも流す。さて実際の歴史の方は、世界各国から集められた「妾(そばめ)」と呼ばれた3000人(⁉)もの女性達が別宮殿の中で暮らしていたらしい。日本の“大奥”は100人にも達していなかったはずだから、その規模の違いが分かろうというものである。したがって実際の帝国別宮殿においても、そこにさまざまなドラマが生まれていただろうことは間違いがない。これは歴史ドラマなのだが、同時に今日のように、それぞれの国家が“自国を防御”するため必死になる時、このドラマが教えてくれるところは大きい。過去の歴史は「鏡」なのだ。


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